
溶接金網とは鉄線やステンレス線などの金属線を直交して配列し、交点を電気抵抗溶接して製造された金網のこと。ワイヤーメッシュとも呼ばれ、目崩れがなく強度に優れていることが特徴です。
イノシシやシカ、タヌキといった害獣から農作物などを守るために設置する獣害防止柵として活用されるほか、建物の床や基礎、土間コンクリートの補強材、外構フェンス、インテリア用品など幅広い用途に使われています。
溶接金網は、田畑や私有地など、さまざまな場所へのイノシシやシカなどの害獣の侵入を未然に防止するための獣害防止柵に活用されています。
メーカーによっては、JIS G 3551認証の溶接金網を使用し、動物の種類や設置場所に合わせて規格外のサイズに対応しているところも。耐久性や施工性に優れた獣害防止柵もあります。
当メディア「溶接金網ガイドAMIGO(アミーゴ)」では、イノシシやシカなどの害獣の侵入を防ぐ「獣害防止柵」をお探しの方に向けて、おすすめのメーカーをご紹介しています。
地方の現場への発送や、大規模発注などに対応できる供給力があり、質の高い製品を製造している会社を厳選しました。

イノシシやシカといった害獣を想定した実証試験や豊富な施工実績に基づき、JIS規格の溶接金網を用いた獣害防止柵を製造しています。
場所や用途に合わせて自由なサイズで製作、メッキ仕様にも対応可能です。

イゲタ金網の溶接金網は、獣害防止柵として製品化しているわけではないようですが、東大阪市内にある第二工場や石切工場で獣害防止柵の製造・加工をしています。
公式サイトに獣害柵(フェンス)や酪農フェンス、動物園の檻などを制作した実績が掲載されています。

線径5.0mmの溶接金網を使用したイノシシ・シカ用の防止柵を製造。電気溶接による強固な金網であるため風雨に強く、施工性やメンテナンス性にも優れています。
そのほか、組み立て式で運搬、設置が可能な動物捕獲用檻も製造しています。

蛇の侵入防止を目的としたステンレス網柵を製造しています。網目が小さいため、子蛇の侵入を防ぐことも可能。また、網は柱、胴縁で固定されているため丈夫です。
フロント式で長い距離でも施工しやすいステンレス網柵にも対応。関係機関と共同研究開発した製品で、公共工事にも活用されています。

アサヒメッシュ産業は、獣害対策用の製品の開発に注力しており、防獣フェンスはもちろん、イノシシやシカを捕獲するための檻も製造しています。
捕獲用の檻は現地で組み立てられるため、運搬、設置がしやすい仕様です。
ワイヤーメッシュ柵は、格子状の金網パネルを支柱に固定して立てる方式で、イノシシやシカなどが「押す・くぐる」ことを防ぐのにおすすめです。格子の大きさを一辺10cm以下、鉄線径を5mm以上とすることで、鼻先で押されても変形しにくく、高さをしっかり確保すれば乗り越えも防ぎやすくなります。
電気柵は、動物に「痛みの経験」を学習させることで、柵への接近や侵入そのものをあきらめさせる優れた方式ですが、電線に草が触れると漏電して電圧が下がり、効果が低下します。そのため、常に電線周りの草刈りや防草シートの維持が必要で、管理の手間が大きくなりがちです。
クマやサル、アライグマなど「登る・よじ登る」能力を持つ獣に対しては、金網やワイヤーメッシュ単独では突破されるおそれがあります。このため、ワイヤーメッシュの上部に電線を追加する複合柵や、ネット柵と組み合わせた多獣種対応型の柵が各地で利用されています。
イノシシなどは、柵のない場所を探して回り込み、道路側や水路側、傾斜地側の「開いている面」から侵入します。そのため、山側だけでなく、道路・河川・水路・傾斜地を含めて、農地全体を一筆書きのように囲う計画が重要です。
イノシシは地際のわずかな隙間を鼻で押し広げてくぐり抜けたり、連結部の弱い部分を破って侵入することがあります。凹凸のある地面や段差のある場所では、パネルが浮きやすいため、とくに注意が必要です。
隣り合うワイヤーメッシュの連結部は、飛び出した先端を合わせるだけでは強度が不足し、引っ張られた際に隙間が生じやすくなります。マニュアルでは「1マス重ねて連結する」ことや、「支柱への固定点を増やすこと」「下端を地面に突き刺すこと」が推奨されています。
斜面のすぐ際や作物ぎりぎりに柵を設置すると、外側の草刈りができず、獣が接近・侵入しやすくなります。人が歩ける管理幅を確保したうえで、斜面や作物から少し離して設置することが推奨されています。
侵入防止柵は「設置して終わり」ではなく、設置した時点が対策のスタートです。農水省のマニュアルでも、資材選び以上に、点検・補修・草管理などの維持管理体制をあらかじめ決めておくことが、対策成功の鍵とされています。
風雨や積雪、倒木、獣の衝突などにより、柵は少しずつ傷んでいきます。小さな破損や緩みを放置すると、そこから侵入されて被害が再発するため、「定期的な点検と早めの補修」を前提にした運用が欠かせません。
シカやイノシシは、山と農地を行き来する「獣道」を頻繁に利用します。防護柵を設置する際に、この獣道を避けたり、通れる隙間を残したりすると、そこが突破ポイントとなり、被害が続いてしまいます。やむを得ず獣道上に柵を通す場合は、他の場所よりも強度と点検頻度を高める必要があります。
樹脂製の簡易ネットだけでなく、溶接金網の防獣フェンスを取り扱っているホームセンターもあります。亜鉛メッキ線で耐久性に優れ、くぐり防止に対応することも可能。一方、標準規格品のみの取り扱いで、小動物や場所に合ったサイズや網目で溶接金網を見つけることは難しいようです。
獣害防止柵は、小動物の種類や設置場所によって、サイズや網目、材質などを適切に選ぶ必要があります。また、耐久性や施工性、メンテナンス性や風通し、採光の影響なども考慮しなくてはなりません。大量発注や規格外サイズ、メッキ仕様など、さまざまなニーズで選びたいのであれば、直接メーカーに相談することをおすすめします。
獣害防止柵としての溶接金網を製造しているメーカーをピックアップして紹介します※。
社名をクリックすると、各社の詳細紹介ページへ移動します。
※「溶接金網」とGoogle検索をして表示された溶接金網メーカーと、溶接金網業界に特化した団体である「線材製品協会・溶接金網部会」に所属するメーカー計42社の中から、獣害防止柵を製造しており、「JIS G3551(溶接金網及び鉄筋格子)」の認証を取得している企業13社を一覧で紹介します(2023年7月7日調査時点、五十音順)。
建物の品質を左右するコンクリート施工。溶接金網の品質はもちろんのこと、工期を厳守するため、急な追加発注にも対応できる供給力が求められます。当メディア「溶接金網ガイドAMIGO(アミーゴ)」では「溶接金網」とGoogle検索をして表示されたすべての溶接金網メーカーと、溶接金網業界に特化した団体である「線材製品協会・溶接金網部会」に所属するメーカー計42社を調査(2023年7月7日調査時点)。日本産業規格(JIS)G3551(溶接金網及び鉄筋格子)の認証を取得している企業が製造する溶接金網(コンクリートの補強材)を、製造拠点の多い順に3社紹介します。供給力や品質を確認しましょう。

対応可能な用途
| コンクリートの補強材 | ◯ |
|---|---|
| 獣害防止柵 | ◯ |
| 外構フェンス | ◯ |

対応可能な用途
| コンクリートの補強材 | ◯ |
|---|---|
| 獣害防止柵 | - |
| 外構フェンス | - |

対応可能な用途
| コンクリートの補強材 | ◯ |
|---|---|
| 獣害防止柵 | ◯ |
| 外構フェンス | - |