
溶接金網は金属線を直交して配列し、交点を電気抵抗溶接した金網。網目のような見た目から、ワイヤーメッシュとも呼ばれています。線材を編み上げてつくる織金網と比較して、目崩れがなく強度に優れていることが特徴です。
鉄、アルミ、ステンレスなどを材料として、コンクリート補強材やフェンス、害獣対策など、幅広い用途に活用されています。
コンクリートは引っ張られる力に弱いという特性があるため、ひび割れや断裂を防ぐために溶接金網が使用されています。
建築においては、土間コンクリートやスラブ及び壁のひび割れ防止を目的としたコンクリート補強材として使用。
また、土木においては土木構造物、道路舗装のひび割れ防止、コンクリート製品の補強などに用いられています。
当メディア「溶接金網ガイドAMIGO(アミーゴ)」では、土木建築資材としての溶接金網をお探しの方へ向けた、おすすめの溶接金網メーカーを特集しています。
納期の迫った発注や大規模発注にも対応でき得る供給力を備え、高品質な溶接金網を製造しているおすすめのメーカーを厳選してご紹介します。
JIS G 3551は、産業標準化法第16条において準用する同法第12条第一項に基づき、日本産業調査会の審議を経て経済産業大臣が改正した日本産業規格です。
この規格は、鉄線または棒鋼を材料として、主にコンクリート構造物やコンクリート製品の補強にしようする溶接金網及び鉄筋格子について規定されています。
コンクリート補強用溶接金網は、JIS G 3551において、使用する材料、寸法、機械的性質が厳格に規定されています。これらは製品の品質を均一に保ち、コンクリート構造物の強度を担保するために実務上極めて重要な項目。主な規定内容は以下の通りです。
| 材料 | 主にJIS G 3532または JIS G 3112に適合する材料を使用すること。 |
|---|---|
| 線径の範囲 | 2.6mm ~ 16.0mm ※異形鉄線や棒鋼を含む一般的な規格範囲。 (JIS規格上は鉄筋格子等を含め最大径の規定あり) |
| 機械的性質 | 引張強さ、降伏点(または規定の耐力)、絞り等の規定値を満たすこと。 特に溶接点のせん断強さが規定されており、交点の剥離を防ぐ強度が保証されている。 |
| 寸法許容差 | 網目・幅・長さ・線径に対し、±数値での許容範囲を設定。 (例:網目 ±5.0mm~±0.3mm、長さ ±10.0mm~±0.3mm) |
これらの規格値は、単なる数値の羅列ではなく、設計計算上の強度を裏付ける根拠です。特に溶接点のせん断強さの規定は、現場でのハンドリングや打設時の衝撃に対する耐久性を示しており、JIS規格品を選択することが一定水準以上の品質を担保しています。
※参照元:kikakurui.com「溶接金網及び鉄筋格子」(https://kikakurui.com/g3/G3551-2005-01.html)
溶接金網に用いる材料は、JIS G 3532のSWM-P,SWM-C,SWM-R及びSWM-Iに適合した鉄線であることが規定されています。
幅や長さの許容差、寸法、質量及びその許容差のほか、引張特性や曲げ性、溶接接点せん断強さなどが細かく定められているため、認証を取得した工場を有するメーカーであれば一定水準以上の品質が見込めます。
CDメッシュも、JIS G 3551の規格範囲に含まれる製品です。正式には異形鉄線溶接金網と分類され、JIS G 3532(鉄線)等のうち、表面にリブや節を持つコンクリート用異形鉄線を使用して製造されます。
丸線を使用した通常の溶接金網と比較し、コンクリートとの付着性能に優れている点が特徴です。規格上も、この付着性能によりひび割れ分散効果が高い補強材として結果として位置づけられています。
CDメッシュは、JIS G 3532規格の異形鉄線を使用して製作された溶接金網です。
丸鉄線を使用したワイヤーメッシュと比べると、コンクリートとの付着性を高めることができ、ひび割れを分散することができます。
建設現場においてJIS規格品の溶接金網を採用するメリットは、大きく分けて二つあります。
第一に品質保証の確実性です。JIS認定工場で製造された製品は、厳しい品質管理と検査を経ており、機械的性質や寸法精度が保証されています。
第二に説明責任の遂行です。公共工事や大規模建築では、使用資材の品質証明が必須となりますが、JIS規格品であれば設計図書への適合証明がスムーズに行えます。これらは施主や検査機関に対する信頼性の証となり、工事全体の安心感へと繋がります。
一方で、ホームセンター等で流通する安価な規格外品は、線径や強度が規格値を満たさない場合があります。構造耐力が必要な土間コンクリート等にこれらを使用すると、ひび割れや陥没などの施工不良を招くリスクがあるため、用途による使い分けが不可欠です。
溶接金網は、専門メーカーだけでなくホームセンターでも取り扱いがあります。建築資材、DIY資材として、平織金網、亀甲金網とともに、コンクリートひび割れ防止用のワイヤーメッシュ(CDメッシュ)を販売しています。
ただし、サイズや線径、網目などを細かく指定する場合は、在庫が豊富にない可能性もあります。
ホームセンターでは標準規格サイズのみ、かつ少量販売が一般的です。そのため、大量発注や標準規格外サイズの発注なら、メーカーに直接相談するのがおすすめ。中には、JIS認証工場や複数の拠点を有し、高品質の溶接金網を短納期で納品してくれるメーカーもあります。
コンクリートの補強材(建築資材)としての溶接金網を製造しているメーカーをピックアップして紹介します※。
社名をクリックすると、各社の詳細紹介ページへ移動します。
※「溶接金網」とGoogle検索をして表示された溶接金網メーカーと、溶接金網業界に特化した団体である「線材製品協会・溶接金網部会」に所属するメーカー計42社の中から、コンクリートの補強材(建築資材)を製造しており、「JIS G3551(溶接金網及び鉄筋格子)」の認証を取得している企業28社を一覧で紹介します(2023年7月7日調査時点、五十音順)。
建物の品質を左右するコンクリート施工。溶接金網の品質はもちろんのこと、工期を厳守するため、急な追加発注にも対応できる供給力が求められます。当メディア「溶接金網ガイドAMIGO(アミーゴ)」では「溶接金網」とGoogle検索をして表示されたすべての溶接金網メーカーと、溶接金網業界に特化した団体である「線材製品協会・溶接金網部会」に所属するメーカー計42社を調査(2023年7月7日調査時点)。日本産業規格(JIS)G3551(溶接金網及び鉄筋格子)の認証を取得している企業が製造する溶接金網(コンクリートの補強材)を、製造拠点の多い順に3社紹介します。供給力や品質を確認しましょう。

対応可能な用途
| コンクリートの補強材 | ◯ |
|---|---|
| 獣害防止柵 | ◯ |
| 外構フェンス | ◯ |

対応可能な用途
| コンクリートの補強材 | ◯ |
|---|---|
| 獣害防止柵 | - |
| 外構フェンス | - |

対応可能な用途
| コンクリートの補強材 | ◯ |
|---|---|
| 獣害防止柵 | ◯ |
| 外構フェンス | - |